高齢者講習・運転技能検査の前に運転練習は必要?久しぶりに運転する方が確認したいポイント
久しぶりに運転する状態で、高齢者講習や運転技能検査の通知が届くと、「講習や検査でいきなり運転できるだろうか」と不安になる方は少なくありません。この記事では、高齢者講習と運転技能検査の違い、運転技能検査で行う課題、そして事前に確認しておきたい運転のポイントを整理します。
書いているのは、K Steering Labの川野辺です。指定自動車教習所で15年間勤務。教習指導員として教習に携わり、技能検定員として修了検定・卒業検定の合否判定にも携わってきました。
- 長く運転していない状態で高齢者講習や運転技能検査を迎える場合、事前に一度運転して感覚を確認しておくことには意味があります。ただし、必須ではありません
- 高齢者講習と運転技能検査は別の制度です。運転技能検査は、75歳以上の全員が受けるものではありません
- K Steering Labは、運転技能検査そのものを再現するサービスではありません。公道で基本動作を確認することはできますが、検査コースや段差課題は再現しません
- 高齢者講習の前に運転練習は必要か
- 高齢者講習と運転技能検査の違い
- 運転技能検査の5つの課題と、K Steering Labで確認できること・できないこと
- 事前の練習を検討したい方
高齢者講習の前に運転練習は必要?
必須ではありません。高齢者講習は試験ではなく、警視庁は「試験ではないので、終了後に必ず終了証明書が交付されます」と案内しています。
ただし、長期間運転していない場合は、講習で久しぶりにハンドルを握ることに不安を感じる方もいます。事前に一度運転して、感覚を取り戻しておくという選択肢があります。
東京都の場合、普通自動車対応免許をお持ちの方の高齢者講習は、座学・運転適性検査(60分)と実車指導(60分)の2時間です。
久しぶりに運転する方から、次のような不安をよく聞きます。
- 車の大きさや、左側との間隔の感覚が分からなくなっている
- アクセルとブレーキの踏み加減が分からず、急な操作になりやすい
- 発進・停止や、曲がる前の減速のタイミングに自信がない
- 周囲の安全確認を、どこまで・どの順番でするか迷う
- 緊張して、普段できることができなくなりそう
こうした点は、短い時間でも、実際に運転して確認しておくと、不安が小さくなることがあります。
高齢者講習と運転技能検査は別のもの
二つは、対象も内容も異なります。
高齢者講習
- 70歳以上の方が、運転免許を更新する前に受ける講習です
- 試験ではありません
- 東京都では、普通自動車対応免許をお持ちの方は、実車指導のある2時間の講習です
運転技能検査
- 75歳以上の全員が受けるものではありません
- 普通自動車対応免許をお持ちの75歳以上の方のうち、免許の更新前の一定期間(直近3年間)に、信号無視・速度超過・通行区分違反などの一定の違反歴がある方が対象です
- この検査は、合格しなければ運転免許証の更新ができません
- 対象になった方の高齢者講習は、実車指導のない1時間の講習です。運転技能検査と講習は、それぞれ予約して受けます
- 東京都では、都内の指定自動車教習所、府中運転免許試験場、鮫洲運転免許試験場で実施されています
なお、75歳以上の方は、別に認知機能検査も受けます。
警察庁では、運転技能検査の内容の見直しが検討されています。制度や検査内容は今後変更される可能性があります。受検時は、警視庁・警察庁の最新情報をご確認ください。
運転技能検査では何をする?
運転技能検査では、実際にコースで普通自動車を運転し、次の5つの課題を行います。100点満点からの減点方式で、第二種免許をお持ちの方は80点以上、それ以外の方は70点以上が合格の基準です。
ここでは各課題について、「検査で何をするか」「K Steering Labの公道講習で確認できる関連動作」「K Steering Labでは再現できないこと」を分けて整理します。
指示速度による走行
- 検査で行うこと:一定の区間を、指示された速度の±10km/h以内で走行します
- K Steering Labで確認できること:公道で周囲の流れに合わせながら、必要な速度まで滑らかに加速し、その速度を安定して保つ練習
- 再現できないこと:検査コースでの指示速度課題そのもの
一時停止
- 検査で行うこと:停止線の手前で、完全に停止します
- K Steering Labで確認できること:停止線の手前で確実に停止すること。停止した後の安全確認も含めて確認します
- 再現できないこと:検査コースと同じ条件での停止課題
右折・左折
- 検査で行うこと:車の一部でも反対車線に入らないよう、曲がります
- K Steering Labで確認できること:曲がる前の減速、車両の位置、ハンドル操作、安全確認、曲がった後の立て直し。通常の道路で必要な基本動作です
- 再現できないこと:検査コースの曲がり角と同じ条件での課題
信号通過
- 検査で行うこと:信号を守って走行し、赤信号では停止線の手前で完全に停止します
- K Steering Labで確認できること:赤信号で停止線の手前に確実に停止すること。信号の変化を早めに認知して判断する練習
- 再現できないこと:検査コース内の信号条件と同じ課題
段差乗り上げ
- 検査で行うこと:アクセルを踏んで段差に乗り上げた後、すぐにブレーキに踏み換えて停止します
- K Steering Labで確認できること:運転技能検査では、段差に乗り上げた後にアクセルからブレーキへ踏み替え、安全に停止する課題があります。K Steering Labは公道で行う講習のため、この段差課題そのものは再現しません。アクセル・ブレーキの基本操作については、通常の道路で確認できます
- 再現できないこと:段差乗り上げ課題
K Steering Labで事前に確認できること
K Steering Labの公道講習では、運転技能検査にも日常の運転にも共通する基本の動作を、実際の交通状況のなかで確認できます。
- 速度調整:必要な速度まで滑らかに加速し、安定して保つ
- 一時停止:停止線の手前で確実に止まり、停止後の安全確認をする
- 右左折:曲がる前の減速、車両の位置、ハンドル操作、安全確認、曲がった後の立て直し
- 信号判断:赤信号で停止線の手前に止まる。信号の変化を早めに認知する
- 安全確認:周囲を見る範囲、確認の流れ
- アクセル・ブレーキの基本操作:急な操作にならないよう、踏み替えや速度調整を確認する
- 久しぶりの運転感覚:車の大きさ、左側の間隔、発進・停止の感覚
K Steering Labではできないこと
次のことは、できません。誤解のないよう、先にお伝えします。
- 運転技能検査の専用コースの再現
- 段差乗り上げ課題の再現
- 本番と同一条件での模擬検査
- 合格の保証
K Steering Labは、検査課題の練習を目的にしたサービスではありません。
こんな方は、事前の練習を検討してください
- 免許は持っているが、何年も運転していない
- 高齢者講習の実車指導が不安
- 運転技能検査の通知が届き、久しぶりの運転に不安がある
- 普段ほとんど運転しない
- アクセル・ブレーキや右左折の感覚を確認したい
当てはまらない方は、事前の練習は必要ありません。運転を続けている方は、普段どおりの運転で問題ないことが多いでしょう。
K Steering Labの講習について
高齢者講習や運転技能検査を控えた方も、品川集合プランをご利用いただけます。
- 集合場所:品川駅周辺
- 時間・料金:2時間 10,000円(税込・車両費込み)
- 教習車を使用します(車をお持ちでなくても受講できます)。普通車での講習は、補助ブレーキを装着して行います
- 実際の道路で運転します。受講者の運転状況と、当日の交通状況に合わせて、内容を調整します
- 有効な運転免許証が必要です
講師は、指定自動車教習所で15年間勤務。教習指導員として教習に携わり、技能検定員として修了検定・卒業検定の合否判定にも携わってきました。
よくある質問
久しぶりの運転に不安がある方へ
ご相談いただけます。検査課題そのものを再現する講習ではありませんが、公道での速度調整・一時停止・右左折・安全確認など、基本動作を実際に運転しながら確認できます。
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東京23区を中心に出張ペーパードライバー講習を実施。
K Steering Labは自動車教習所ではありません。出張型のペーパードライバー講習サービスです。