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2026年10月8日

大きい車の運転が怖い方へ|SUV・ミニバンで難しくなる場面と練習方法

実際に講習をしていると、大通りなど十分な幅のある道路を普通に走っているときは、車が大きくなっても、そこまで車体のサイズを気にしなくていいケースがあります。大きい車だからといって、すべての運転が難しくなるわけではありません。

差が出やすいのは、狭い道、すれ違い、左折、駐車のように、車幅や車の長さを意識する場面です。SUVやミニバン、輸入車に乗り換えて、こうした場面が不安になったと感じる方もいます。家族の大きな車を運転することになった方も、同じかもしれません。

書いているのは、指定自動車教習所で15年間勤務した講師です。教習指導員として教習に携わり、技能検定員として修了検定・卒業検定の合否判定にも携わってきました。道路交通法については、条文で確認した内容を載せています。

この記事の結論

大きい車だから、すべての運転が難しくなるわけではありません

ここでいう「大きい車」は、特定の車種のことではありません。これまで乗っていた車より大きくなった車、という意味で使っています。たとえば次のような車です。

「この車だから難しい」という話ではありません。ここにない車でも、前より大きくなったと感じているなら当てはまります。

大きい車は全部が難しい、と思い込むと、必要以上に怖くなります。十分な幅の道を車線に沿って走る、信号で止まる、流れに合わせて進む。こうした場面は、車が大きくなってもあまり気にならないことがあります。

車の大きさが影響しやすいのは、次のような場面です。

大きい車が怖いと感じたら、まず何が怖いのかを分けて考えてみてください。狭い道なのか、すれ違いなのか、駐車なのか。苦手な場面が分かれば、練習する内容も絞れます。

車体サイズの影響が出やすい場面

狭い道

道の幅に対して車の余裕が小さくなるので、「通れるか」の判断が増えます。無理に進まず、いったん止まって様子を見る、戻る、という判断も運転のうちです。

対向車とのすれ違い

車幅が広いと、対向車との間隔の見え方が変わります。すれ違えるかどうかは、相手の位置と、自分が待てる場所があるかで決まります。難しそうな道では、対向車が来る前に待避できる場所を探しておくと、気持ちに余裕が出ます。

路上駐車の車や障害物を避ける場面

避けるときは、どれくらい対向車線にはみ出すか、対向車は来ていないかを見ます。車幅が広い分、必要な余裕も増えます。迷ったら、手前で止まって対向車を先に通す選択肢もあります。

左折

曲がるとき、後ろのタイヤは前のタイヤより内側を通ります(内輪差)。その大きさは、車の寸法や曲がり方、道路の形によって変わります。左側の縁石やポール、歩行者や自転車に近づきやすい場面です。考え方は、あとの節で説明します。

駐車

車幅と車の長さの両方が関わります。切り始める位置やハンドルを切るタイミングが、これまでの車と変わります。これも、あとの節で説明します。

大きい車で特に意識したい車幅感覚

車幅感覚は、車の左右がどこまであるかの感覚です。右ハンドル車では、特に車体左側の位置がつかみにくいと感じることがあります。車が大きくなると左右の余裕が小さくなるので、そのずれが出やすくなります。ドアミラーも含めて、周囲との間隔を意識しておきたいところです。

車幅感覚は、慣れるしかないものではありません。自分が実際に使う車で基準を作っていくと、手がかりが増えます。見る場所は、たとえば次のようなところです。

広くて安全な場所で、止まって降りて確認すると、見え方と実際の距離を照らし合わせられます。慣れないうちはミラーに目が行きがちですが、前方や周囲にも視線を配りながら、基準を少しずつ作っていきます。

目印は、車の種類や座る位置、ミラーの角度で変わります。他の人の目印をそのまま当てはめず、先に座る位置とミラーの角度を整えてください。

駐車では、車の長さも影響します

車幅が横の話なら、車の長さは前後の話です。長さの影響が出やすいのは駐車です。

車体と周囲の位置関係は、ミラーやモニターも使って確認しますが、どれか1つに頼らず、周囲を見渡しながら進めます。1回で決めようとせず、前に出てやり直す(切り返し)のも普通のことです。慣れた人でもやっています。

駐車場の種類によっても、気をつける点が変わります。

狭い場所や左折では、ミラーも使います

左折の基本は、車の大きさにかかわらず同じです。道路交通法第34条第1項は、車両が左折するとき、あらかじめその前からできる限り道路の左側端に寄り、できる限り道路の左側端に沿って徐行しなければならない、と定めています。

KSLでは、大きい車だからといって、左折前に必要以上に右へ振るような運転は基本としていません。

ただ、内輪差には気をつけます。内輪差の大きさは、ホイールベース(前後のタイヤの間の距離)などの車の寸法や、曲がり方、交差点の形によって変わります。車の大きさや交差点の形に合わせて、左側との間隔を見ながら曲がります。

狭い場所では、十分に速度を落として、左のミラーで車体や後輪付近と縁石やポールとの距離を確かめることも有効です。ただ、ミラーだけを見続けるのではなく、前方、歩行者、自転車、対向車、周囲の障害物にも視線を配りながら、ゆっくり進みます。

どこをどのくらい見るかは、道幅、交差点の形、周りの交通で変わります。自分の車で実際の道を走りながら、確認のしかたを身につけていきます。

乗り換えたら、実際に使う車で練習する意味があります

コンパクトカーから大型のミニバンやSUVに乗り換えると、車幅や全長が大きく変わることがあります。ただ、数字の違い以上に、自分の車で運転席からどう見えるかが問題になります。

同じSUVやミニバンでも、次のような点は車ごとに異なります。

メルセデス・ベンツやBMWなどの輸入SUVも、車種によって大きさや見え方は違います。「この車は大きい」という印象より、自分の車ではどうなのかを確かめてみてください。一般的な運転の練習に加えて、いつも使う車で練習する意味があります。

自宅周辺や駐車場など、実際に使う環境で練習する

次のようなケースは、実際に使う場所で練習すると、効果を実感しやすくなります。

KSLでは、単に「大きい車を上手に運転する」ことより、実際に使う道や駐車場を自分で走れるようになることを重視しています。

K Steering Labでできる練習

K Steering Labは、ご自宅の車(マイカー)で受けられる出張講習をおこなっています。ご自宅周辺や普段使う道路、ご自宅の駐車場、送迎のルート、狭い道路、一般道、高速道路、駐車など、実際に運転する環境に合わせた練習ができます。まずは「どこで困っているか」を、LINEでお知らせください。

ご確認いただきたい点もあります。

まとめ

川野辺 駿介|K Steering Lab
普段使う車・道路・駐車場で練習したい方へ

大きい車だから特別な講習が必要、ということではありません。ご自分の車で、通る道や停める場所に合わせて練習したい場合は、マイカーでの出張講習もご利用いただけます。

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運営者情報
K Steering Lab 代表:川野辺 駿介
指定自動車教習所で15年勤務/教習指導員・技能検定員
東京23区を中心に出張ペーパードライバー講習を実施。
K Steering Labは自動車教習所ではありません。出張型のペーパードライバー講習サービスです。
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